オンラインお見合いには要注意!後悔しないためのチェックポイントを公開

ここ数年マッチングアプリなどではオンラインデートが一般的となり、婚活業界でもオンラインお見合いが増えてきました。
オンラインお見合いの普及は婚活の幅を広げ、居住地にとらわれない婚活も可能になっています。
便利な面の多いオンラインお見合いですが、オンラインならではの注意点もあります。そのポイントを押さえておかないと、せっかくのメリットを生かせません。
そこで、オンラインお見合いで後悔しないためのチェックポイントと、なぜ対面でのお見合いをオススメするのか解説します。
近年オンラインお見合いが増加中!
時代の流れや社会情勢もあり、婚活にもオンラインの波が確実に訪れています。
結婚相談所の基本は対面でのお見合いですが、中にはオンラインお見合いを取り入れるところも出て来ているのです。
近年オンラインお見合いが普及してきているのには、確かな理由があります。その主な理由について解説しましょう。
オンライン会議などが増えオンラインでのやり取りに抵抗がなくなっている
オンラインお見合いが増えた背景として、世間の意識の変化は大きいです。
以前はビデオ通話でさえ抵抗がある人も多かったと思いますが、最近では中小企業でもオンライン会議を日常的に利用しています。
元々は苦手な人でも、仕事などでよく利用しているのであれば、抵抗は少なくなるでしょう。
オンライン会議の利用が増えたのは、最初は会議室での密集を避けるための対策だったかもしれません。しかしここまで一般的になったのは、その利便性のおかげでしょう。
1つの会議室に集まってしか行えなかったものが、会社のどの場所からでも自宅からでもカフェからでも海外からでも参加できます。
交通費や移動時間も必要なく、通信環境とPCやタブレット、スマホがあれば良いのです。特別な技術や知識、設備投資もいりません。
オンライン会議に慣れると、わざわざ対面で行うことが無駄に思えてしまいます。それだけオンラインのメリットは大きいのです。
「まずはオンラインで」というワンクッションが安心を生む
『お見合い』となると、緊張しない人はいないでしょう。
初対面の人と会うだけでも緊張するのに、結婚を目的とした顔合わせの場となると、緊張しないはずもありません。
オンラインお見合いでももちろん緊張はしますが、自宅など慣れた環境で参加できるので少しはリラックスして望めるでしょう。
また、知らない男性といきなり二人で会うのが怖いという人もいるかもしれません。いくら身元が確かとはいえ、相手は初対面の男性です。
実際に会う前にオンラインでお見合いができれば、かなりハードルは下がるのではないでしょうか。対面でのお見合いには、かなりの時間や労力が必要です。
- わざわざ会いに行くのに断られたらどうしよう
- こんなに気合いを入れてオシャレして損した!
オンラインお見合いであれば、このような心配をしなくて済みます。
オンラインは断りやすいのも魅力
お見合いをしても、その相手と交際に向けて進めたいと思わなかった場合、お断りをしなければなりません。
結婚相談所の場合、カウンセラーやアドバイザーが間に入ってくれるため直接伝える必要はありませんが、それでも対面でお見合いをしていたら、断るのに罪悪感を感じる人も多いでしょう。
一度でも会ってしまうと、『他人』ではなく『知り合い』になってしまうからです。オンラインお見合いであれば、気持ちの上でもそれほどダメージはないはず。
『知り合い』というよりは『顔見知り』程度の位置づけでしょう。もちろん、オンラインであってもお見合いは真剣に取り組まなければならないものです。
それでも、断りやすさはやはり魅力と言えるでしょう。
オンラインお見合いをするならここに注意!
オンラインお見合いには様々なメリットがありますが、オンラインならではの注意点もあります。
ポイントを知っているのと知らないのとでは、オンラインお見合いの満足度は大違いです。事前に十分な対策をしてから望みましょう。
通信環境は入念にチェックを
オンラインお見合いでは、Zoomなどの無料アプリを利用するケースが多いです。通信環境が整っていないと、そもそも安定した通信ができません。
せっかくのお見合い中に画像が止まってしまったり落ちてしまったりしては、気持ちも萎えてしまいます。
音声が乱れるだけでも、大事な言葉を聞き逃したりする可能性もあるでしょう。
オンラインお見合いは限られた時間の中で行われるため、そのような無駄な時間は極力なくさなければなりません。
Wi-Fi環境があれば大丈夫かというと、そうでもありません。Wi-Fiを切った方が、反対に通信が安定するケースは多いものです。
必ず、事前に何度か実際に同じアプリを使用して、通信環境のチェックをしてください。
曜日や時間帯によって通信速度が異なる場合もあるため、同じ条件で試すのがベストです。
普段動画などを見るのには問題がなくても、Zoomではうまく通信できなかったりします。画像は大丈夫でも、音声だけがエラーになるケースもあります。
その場合、自宅の通信環境を変更したり、通信環境の良い場所で参加したりするのも手です。
とにかく通信環境の整備は、オンラインお見合いをする際の最優先事項です。自分では分からない人は、詳しい友人かプロに頼りましょう。
個人情報の映り込みには細心の注意を
オンライン会議などもそうですが、背景は壁などにして個人情報が映り込まないように十分に注意してください。
個人情報は思わぬところに潜んでいます。画面に本棚が映っていたことで、卒業アルバムから出身校や実家の地域がバレるケースも多いです。
会社関係の人が相手であれば、危険性は少ないかもしれませんが、婚活の場合は完全にNG。相手がストーカーになる可能性はゼロではありません。
演出として趣味のものがあえて映り込むようにする人もいますが、自分が気付いていない何らかの情報が映っているかもしれないのです。
演出に使用する場合は、最低限のものにとどめた方が良いでしょう。また肌映りを考えて自然光を利用しようとすると、窓辺にセッティングしてしまいがちです。
しかし窓辺も、外の景色がきっかけで住所が特定される場合があります。窓を開けていると、外の音で地域が特定される場合もあるでしょう。
そこまで気にするのは過剰かもしれませんが、個人情報に関しては十分すぎる程注意しておくくらいがベストです。
自宅でオンラインお見合いをするのであれば、個人情報保護の観点から最低でも以下の点には注意しましょう。
不要な個人情報の開示はトラブルにつながる危険性があります。個人情報は、実際に二人で会うようになってから伝えるようにしましょう。
オンラインなら様々な演出ができるが相手も同様
オンラインお見合いでは、通常のお見合いではできないような演出が可能です。自分を魅力的に見せるため、様々な工夫をしましょう。
Zoomなどで会議をした経験がある人は分かると思いますが、普段鏡や写真で見る自分の顔に比べ、画面を通した自分の姿は本当に冴えないものです。
そのままの姿では、お見合いどころではありません。同じ人物であっても、ライティング1つで印象は大きく変わります。
女優ライトまで使用すると違和感が強くなりやりすぎですが、100均のライト程度でもお肌の見え方は異なるため、侮れません。
顔に無駄な影があると、疲れて見えたり老けて見えたりします。かと言って全く影がないと、凹凸がなく平坦な顔に見えてしまうでしょう。
写真とは違い、動画の場合は少し動くだけで見え方が変わります。Zoomの画面は自分でも確認できるため、必ず実際にライティングを調整して確認するのがオススメです。
また、パソコンやタブレットなどを机の上に普通に置くと、下から見上げる形となり顔が大きく見えます。
二重あごに見える場合もあり、要注意です。机の上に台を置いたり、本を重ねて高さを調節しましょう。
女性の場合、メイクも普段通りはNG。画面を通すと、ナチュラルメイクはほぼすっぴんです。
口紅やチークなどで血色感を足さないと、顔色が悪く不健康に見えてしまうかもしれません。ナチュラルメイクが生きるのは、対面の時だけです。
眉の色を明るくしている人も多いかもしれませんが、オンラインお見合いの場では眉は普段よりもしっかり目に描かないと印象が薄くなります。
ツヤや光も重要。ハイライトを使用して立体感やツヤ感を演出しましょう。ライティングとの組み合わせで、それだけで美肌にも見えます。
婚活に限らず、メイクはポイントを押さえて丁寧に行ってください。いい加減に済ませてしまうと、印象も粗雑なものになります。
リップラインを丁寧に筆で描いたり、口角をコンシーラーで整えたりするだけでも、しっかりとした印象に見えます。
少しでも口角が上がっていると、明るいイメージになってかなり得です。
「オンラインお見合いだとそんな細かい部分は見えないのでは?」と思うかもしれません。試しに丁寧にメイクをして画面に映ってみてください。
きっと驚くはずです。自分を演出するには、オンラインお見合いはかなり適しています。しかし同時に、相手もまた何らかの演出をしている可能性もあるのです。
もちろん、演出をしたからといって全く別人になる訳ではありません。
それでも、実際に会った時のイメージはオンラインお見合いの時とは違う場合が多いことは知っておいた方が良いでしょう。
最低限のマナーを持って
オンラインでのお見合いは自宅から参加できるため、対面でのお見合いに比べるとかなりハードルも低く、カジュアルに感じるかもしれません。
しかし、オンラインであっても正式なお見合いであることには変わりがありません。そのことはしっかりと認識しておいてください。
オンラインお見合いで特に注意したいマナーをいくつか紹介します。
オンラインお見合いでは、通常上半身のみが画面に映る形だと思います。
オンライン会議などで『上半身はスーツでも下半身は部屋着のまま』などよくありますが、これはもちろんNGです。服装は気持ちに大きく影響します。
着物を着ていてはダラダラできないように、しっかりとした服装をするとそれだけで気持ちが引き締まるのです。
下半身が部屋着のままでは、どこか相手に罪悪感を抱いてしまうでしょう。ふとした瞬間に見える可能性もあり、そんな状態ではお見合いに集中できないはずです。
場所がホテルのラウンジなどでないだけで、これは正式なお見合いです。正装しすぎる必要はありませんが、しっかりとお見合いにふさわしい服装でのぞみましょう。
また、部屋は片付けておかなければなりません。
オンラインお見合いでは部屋のごく一部しか映らないのだから、そこだけ片付ければ良いと思う人は多いでしょう。
しかし、服装と同じで目に入る光景も気持ちには大きく影響するのです。いつものだらしない部屋のままでは、真剣に相手に向き合えるものではありません。
画面のすぐ向こう側に散らかった部屋が広がっていたら、緊張感もなくなってしまうはずです。
ドキドキしながらお見合い会場に向かうつもりで、部屋はキレイに片付けましょう。
オンラインでのやり取りでは、こちらだけではなく相手側の接続状況にも配慮が必要です。やり取りの最初には、画像や音声に問題がないか必ず確認しましょう。
たまに画像や音声が乱れるのであれば、Wi-Fiを切るだけで改善する場合もあります。状況によっては、仕切り直しが必要なケースもあるでしょう。
そのような場合は、『待ち合わせの時に相手の電車が遅延した』と同じようなハプニングと解釈するのが良いかもしれません。
また、自宅でオンラインお見合いをする際、案外邪魔になるのが宅配便など訪問者の存在です。
話が盛り上がってきたところでチャイムが鳴ってしまうと、一時退席せざるを得ません。荷物が届く予定があるのであれば、
- 日時指定をする
- 宅配BOXを使用する
- 一時的にインターホンをOFFにする
などしてチャイムが鳴らないような工夫をしてください。
実際のお見合いでもオンラインお見合いでも同じですが、どうしてもお見合い相手に興味が持てなかったり話が続かなかったりする場合があります。
実際のお見合いであれば、コーヒーを飲んだりしてごまかせますが、オンラインお見合いでは間を持たせる術がないため、困ってしまうかもしれません。
退屈に感じていても、それを相手に感じさせるのはマナー違反です。笑顔で話を聞くことはもちろん、話題に困った時のために質問をいくつか用意しておきましょう。
オンラインお見合いは制限時間がある場合がほとんどのため、それほど長く会話の時間もありません。
結局は断ることになったとしても、せめてお見合いの間は好印象を与えられるように振舞うのがマナーです。
実際のお見合いには敵わない部分も多い
オンラインお見合いは自宅でできるため、コストもかからず、移動など時間の無駄もありません。
うまくいくと一日に数件のお見合いをこなすのも可能で、効率良く婚活が進められます。
そんなメリットの多いオンラインお見合いですが、それでもやはり実際のお見合いには敵わない部分がたくさんあるのです。
身近な人とオンラインでやり取りをしたことのある人は、『オンラインと対面では印象が全く異なる』というのを体感していると思います。
家族と電話で話すのでさえ「いつもと違う」と苦手な人もいます。それほど、対面でないと人の印象は異なるのです。
お見合いでは相手のことを少しでもよく知る必要があります。知らなければ、この先お付き合いしていけるかどうかも分からないのです。
オンラインである以上、得られる情報には限界があり、その情報も演出によってそう見えているだけかもしれません。オンラインお見合いには不確実な要素も多いのです。
結局会わなきゃ分からない!対面お見合いのメリットとは?
対面お見合いでは、相手の外見だけではなく様々な側面からの観察ができます。自分の目で実際に見て肌で感じることは、思っている以上に重要です。
対面お見合いのメリットはたくさんありますが、ここではオンラインお見合いと比較したメリットとして代表的なものを紹介します。
メリット1:居心地の良さは対面でないと分からない
同性・異性・年齢などを問わず、なぜか居心地の良い相手がいます。家族だから居心地が良いとも限らず、初対面でも居心地よく感じる人がいるのは不思議です。
居心地の良さは好みの問題だけではなく感覚の問題のため、こればかりは場を共有しないと分かりません。
言葉では説明できない曖昧なものである半面、人生を共にするには重要な要素であるところがまた厄介でもあります。
恋愛や結婚を考える時、人はつい『ときめき』を求めてしまいます。
- 好きだから付き合いたい
- 好きだから結婚したい
という感情は、分かりやすいものです。お見合いや親が決めた縁談が普通であった昔とは異なり、現在は恋愛結婚が圧倒的に多いです。
『好きな相手との結婚こそが幸せ』だと、世間に思いこまされているのかもしれません。
『ときめき』は、時間の経過と共に薄れていきます。どんなにときめいていた相手だったとしても、数年後にもときめいていることはほとんどありえません。
しかし、居心地の良さは変わりません。居心地が良いからこそ、いつまでも一緒にいられるのです。
年齢を重ねておじいちゃんおばあちゃんと言われる年齢になっても、お互いを拒否せず一緒にいられるのはステキだと思いませんか?
お見合い相手と実際に合っている時の感覚は、とても大切な結婚相手選びの情報です。素直に受け止め、大事にしてください。
メリット2:人となりは全身に表れる
顔には性格や内面が表れると言いますが、実際には内面は全身のあらゆる部分に表れます。
一見穏やかな人であっても、テーブルの下で落ち着きなく貧乏ゆすりをしていたりすると、こちらも落ち着かないでしょう。
緊張しやすいだけかもしれませんが、実は些細なことでイライラしやすい性格かもしれません。
話している内容は誠実でも、座っている時の態度や脚の開き方などで横柄な人だと分かったりもします。
全身くまなく観察してみると、思った以上に様々な情報が得られるのです。オンラインお見合いでは、画面を通して確認できるのは上半身など相手のごく一部に過ぎません。
全身をしっかりと観察できる対面でのお見合いは、それだけでもメリットが大きいと言えます。
メリット3:他人への態度を見れば結婚生活が予想できる
対面でのお見合いで必ずチェックしたいのは、他人への態度です。お見合いは、ホテルのラウンジやカフェなどで行われます。
ゆっくりと二人で話ができるのがメリットですが、そこには必ずお店の人や他の客などの他人がいます。
「お見合いだと思われると恥ずかしいな」などと思う前に、相手の他人に対する態度を知るチャンスだと思って、よく観察してください。
特に、お店の人に対する態度には本音が出やすいです。
「自分はお金を払っているのだから、大切に扱われて当然」
そのように思っている人は、少し注文を取りに来るのが遅かったりするだけで、不満をこぼすでしょう。
あなたの前では良い顔をするかもしれませんが、返事の仕方などで不機嫌かどうかはすぐに分かります。
このようなタイプは、『釣った魚にエサはやらない』タイプです。交際中は優しくても、結婚すると急に大切に扱われなくなるのが目に見えています。
いくら感じが良い人であっても、あなたへの態度と他人に対する態度が違う人には要注意です。
オンラインお見合いでは他人に対する態度は決して分かりません。せっかく対面でお見合いをするのであれば、絶好のチャンスを見逃さないでください。
メリット4:適度な緊張感が真剣なお付き合いへつながる
対面でのお見合いはとにかく緊張します。ホテルのラウンジなどに普段行くことがない場合は、なおさらでしょう。
いつもは着ないような服装でいるだけでも、緊張感が生まれます。お見合いの場所へ向かう道中も、独特のドキドキを感じるものです。
緊張をすると、実力が発揮できない場合があります。昔から本番に弱いタイプだと自覚している人は、結構多いかもしれません。
しかし、お見合いには適度な緊張感が必要です。緊張感があるからこそ、真剣にのぞめるのです。
緊張しているのはお互い様。緊張しながらもお互いを知ろうとする過程がお見合いです。
もしも相手がお見合い慣れをしていて全く緊張していないのであれば、
- あなたにあまり関心がないか
- うまくリードしてくれるか
のどちらかです。どちらにしても「自分だけが緊張している」と心配する必要はありません。
まずは、笑顔を心がけて誠実に対応しましょう。それだけでもあなたの良さは伝わります。案外、緊張しているくらいがかわいらしく思えるものです。
まとめ
オンラインお見合いは非常に便利ですが、注意して利用しなければ婚活はうまくいきません。
利用する際は、オンラインのメリットを最大限に活かしましょう。しかし、結局対面でのお見合いに敵うものはありません。
ハードルが高く感じるかもしれませんが、相手の本質をよく知るにはやはり対面でないとダメなのです。
自分がお見合いに求めるものは何なのか?よく考えた上で、お見合い方法を選んでください。