恋愛に興味ないのは変?統計と原因・おすすめの行動を解説
結婚したいと考えていても、恋愛に興味がないという方が少なからず存在します。また、恋愛も結婚も興味がないという方も少なくありません。
一般的に、恋愛に興味がないと変と思われる傾向がありますが、本当にそうでしょうか。
本記事では、恋愛に興味がない人がどれだけいるかを紹介するとともに、興味がない原因や対処法を紹介します。
自分が恋愛に興味がないと感じている方は、ぜひ本記事を読んで対処法を学んでみましょう。
恋愛に興味がない人の割合
恋愛に関する意識の実態として、内閣府が実施した「男女共同参画白書 令和4年版」のデータが参考となります。「男女共同参画白書 令和4年版」では、結婚するきっかけとして、恋愛が約9割を占めるとされています。
現在、我が国では、恋愛結婚が約9割である(特-36図)。「恋人として交際」した人数を聞いたところ、「恋人として交際」した人がいないと回答した20~30代の独身の女性は24.1%、独身の男性は37.6%となっている。特に、交際経験がない20代の男性が4割近くとなっている。
引用:令和4年版男女共同参画白書 第2節 結婚と家族を取り巻く状況
また、20代男性の65.8%は妻や恋人がおらず、20代女性でみても約5割が未婚もしくは恋人がいない状況です。
画像引用:令和4年版男女共同参画白書 特-35図 現在の配偶者状況
以上より、恋愛に興味がないとは言い切れないものの、積極的に恋愛をしている状況とも言えないでしょう。あくまでも恋愛は選択肢の1つという状況になっていると考えられます。
恋愛に興味が持てない原因・理由
恋愛に興味が持てないという人は、主に以下のような原因や理由があると考えられます。
- 異性との出会いがない
- 理想の相手が見つからない
- 毎日の生活が充実しているため恋愛している暇がない
- 人付き合いが苦手である
- 自分の時間を大切にしている
各原因や理由について、詳しく解説します。
異性との出会いがない
恋愛に至るまでには、異性との出会いの場が必要です。多くの場合、職場や学校などで異性と接する機会があり、出会いのチャンスがあるでしょう。
しかし、そもそも異性が少ない学校や職場では、出会うきっかけ自体が少ないこともあります。
出会うきっかけ自体が少ないと、自然と恋愛に興味を持たなくなっていくのかもしれません。
理想の相手が見つからない
恋愛に興味が無くなる原因として、理想の相手が見つからないということもあります。
出会いのきっかけ自体が少ないため気になる相手が見つからないこともあれば、自分の理想にマッチした相手が見つからないケースも多いでしょう。
理想の相手が見つからないと、自然と恋愛したいと思わなくなり、興味が薄れていくのです。
毎日の生活が充実しているため恋愛している暇がない
特に20代は、毎日の生活が充実して恋愛をしている暇がなく、恋愛に興味が持てないというケースも多いです。
気の合う仲間などと趣味を楽しむなど、他の楽しいことに注力すると恋愛にかける時間が少なくなります。
また、収入には限りがあるため、趣味などにお金をかけるとデート代やプレゼント代なども捻出できなくなることも多いでしょう。
自分の楽しいことに注力すると恋愛に対しての優先順位が低くなり、恋愛に対しての興味が薄れていくのです。
人付き合いが苦手である
人との付き合いが苦手な人の場合、どうしても恋愛に対しても興味が薄れてしまいがちです。
恋愛に至るまでには、異性とのコミュニケーションを取ることは必須です。
ただし、人付き合いが苦手だと相手とのコミュニケーションも積極的に取ることができません。人見知りの場合は、特に初対面の異性と打ち解けることは難しいかもしれません。
人付き合いが苦手な人は、恋愛ができるはずがないとネガティブな思考となり、なおさら恋愛に興味が無くなってしまう悪循環に陥ってしまうこともあります。
自分の時間を大切にしている
人が生きていく中で、自分の時間を持つことはとても重要です。これは、結婚して一緒に暮らしたり子どもが生まれた場合でも同様でしょう。
自分の時間を大切する人の特徴として、1人で過ごすことが好きという傾向が見られます。1人で過ごしていても、SNSなどで外部との交流は可能です。
また、たまに気心の知れた仲間と外出したりするだけで十分という人も多く、恋愛をして異性とずっと一緒にいたいとまでは考えない人もいます。
さらに、自分の時間を大切にする人は、自分の意思で物事を決めたいと考えています。
以上のことから、自分の時間を大切にしていると、恋愛して異性と一緒に生活を送りたいという考えが薄れ、恋愛に興味が無くなっていくのです。
恋愛をして良かったこと・辛かったこと
恋愛に興味がない人でも、実際に恋愛してみて良かったと感じることがあります。逆に、恋愛して辛いと感じることがあるのも事実です。
ここでは、恋愛をして良かったこと、辛かったことをそれぞれ紹介します。
恋愛をして良かったこと
恋愛をして良かったと感じることとして、一緒にいて楽しいという点が挙げられます。
異性と他愛もない話をしているだけでも、楽しく感じられることもあるでしょう。
また、同じ趣味がある異性と恋愛をすると、趣味に没頭できて時間を忘れて楽しめる点も魅力的です。一緒にいて落ち着くという点も良い面として挙げられます。
ただ一緒にいるだけで安心でき、困ったことがあれば相談したり助け合ったりできる点は魅力的です。
恋愛していると一緒にいて素直になれる、という声も多いです。
恋愛をして辛かったこと
反面、恋愛をしていて辛かったと感じることとして、自分の思い通りに進まないということが挙げられます。
デートして自分としては交際したいと考えているのに、相手がそっけない態度を取って進展しないこともあるでしょう。
また、自分自身は相手を優先して生活を送っているのに、相手が自分の優先順位を下げて友達付き合いを優先していると非常に辛いでしょう。
恋愛は、必ずしも自分だけの考えだけで進めることができず、思い描いた方向に進められないと必然的に恋愛が辛いと感じてしまいます。
ほかにも、相手の束縛が過剰なパターンも辛く感じるかもしれません。
交際の条件として、異性との飲み会などへの出席を禁止されたり、LINEの返信をすぐにするよう強要されるなどの束縛を受けると、辛く息苦しさを感じてしまうでしょう。
恋愛と結婚の違い
恋愛と結婚は違うというのはよく言われていることですが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。
恋愛と結婚の大きな違いとして、法律による縛りがあるかどうかが挙げられます。
結婚する場合、婚姻届を提出した夫婦に対して新戸籍が付与されます。
また、法的拘束力があるため、もし別れたくなった場合でも手続きを踏まない限りは別れることができません。
一方で、恋愛の場合は法的拘束力がなく誰かに届け出をする必要もありません。長く同棲していてもあくまでも他人であり、別れるのも自由となります。
他にも、恋愛と結婚の違いとして家族同士の付き合いの深さが挙げられます。
結婚する場合、相手の親に挨拶するのが一般的であり、相手の親と同居するケースも多いです。
恋愛は相手の親に挨拶に行かないこともあり、結婚した場合と比較して付き合いは浅い状態となります。
以上のように、恋愛と結婚には違いがみられ、結婚したい場合には必ずしも恋愛に拘る必要はありません。
お互いが一緒に人生を歩んでいきたいと考えている場合は、恋愛ではなく結婚相談所などを利用していきなり結婚するのも良いでしょう。
恋愛に興味がない人におすすめな対処法と行動
恋愛に興味がない人の場合、自分自身が興味がないのか相手が興味がないのかによって対処法が異なります。
ここでは、それぞれのパターンにおける恋愛に興味がない人の対処法を紹介します。
恋愛に興味を持てない自身が自分で行う対処法
自分自身が恋愛に対して興味が持てない場合の対処法として、以下があります。
- 恋愛に触れる機会を増やす
- 趣味などのサークルに入り出会いのきっかけを作る
- 婚活サービスを利用する
各対処法の詳細は、以下のとおりです。
恋愛に触れる機会を増やす
恋愛に興味がないときは、「恋愛は良いものだ」と感じるきっかけ作りをすること、特にドラマや映画を観たり、漫画を読むことがおすすめです。
恋愛ドラマや映画を観ていると、どこかセンチメンタルな気持ちになれるかもしれません。そして、自分も恋愛したいと思えるきっかけとなる可能性があります。
また、恋愛は身近で手が届きやすいものという意識に変化し、恋愛に興味が生まれるかもしれません。
趣味などのサークルに入り出会いのきっかけを作る
出会いのきっかけ自体が少なく恋愛に興味が薄れている場合、出会いのきっかけを作る行動を取ると効果的です。
特に、趣味のサークルに入ると、出会いのきっかけが生まれて恋愛に発展する可能性もあります。
恋愛がうまくいく方法として、共通の趣味を持つことは重要です。共通の趣味があれば、自然と話が弾んで相手との距離感を近づけるものです。
趣味が同じであれば価値観も似ていることが多く、交際に発展した後もうまくいきやすいです。
婚活サービスを利用する
恋愛経験自体が少なく、出会いのきっかけもない場合は婚活サービスを利用するのがおすすめです。
婚活サービスの中でも、特に結婚相談所を利用すればアドバイザーのフォローを受けながら婚活できるため、経験が浅い人でも効率よく交際相手を見つけることができます。
また、自分にとって最適な結婚相手を見つけられる点も魅力的であり、交際を飛び越えて結婚まで進めることができるケースもあります。
好きになった相手が恋愛に興味がない人だった場合の対処法
好きになった相手が、恋愛に興味がない人だった場合の対処法として以下が挙げられます。
- 相手と交流する機会を増やす
- 相手が興味があることを一緒におこなう
- 相談相手になる
- 相手の友達に協力してもらう
これらの方法について、詳しくみていきましょう。
相手と交流する機会を増やす
振り向かせたい相手に対して、交流する機会を増やすことで振り向いてもらえることもあるでしょう。
これは、元々興味がなくても、繰り返し会ったり会話したりと接することで、次第に興味を持つようになるという「単純接触効果」の原理により、普段から一緒にいるだけで相手のことが気になるようになるためです。
相手と積極的にコミュニケーションを取り、相手に自分のことを認識してもらう行動を取りましょう。
相手が興味を持つことを一緒にしてみる
相手と同じ趣味があると、自然と親近感を抱いてもらえる可能性が高まります。仮に自分自身が相手の趣味に疎くても、積極的にチャレンジすれば自然と距離が縮まることでしょう。
相談相手になる
相手が恋愛に興味が無くても、困っているときに手を差し伸べてもらうと信頼関係を築けて自然と親しくなれるものです。
何気ない軽いアドバイスをするだけでも、相手からすれば優しい対応と感じる場合があります。
困っている様子があれば、積極的に相談相手になりましょう。
相手の友達に協力してもらう
相手が同性の友達といる機会が多い人であれば、友達のサポートを受けて自分に心を開いてもらう方法がおすすめです。
友達であれば、相手がどのような性格なのかを把握しているため、最適なアプローチを見つけることができるでしょう。
自分が積極的に声をかけにくい場合は、友達にサポートしてもらうことで声をかけやすくなるメリットもあります。
恋愛に興味がない人についてまとめ
恋愛に興味がない人は、恋愛したいと思っていてもできずに興味が薄れている場合があります。また、恋愛するきっかけがないため興味が薄れているケースも多いです。
恋愛に興味がない場合は、自分自身の考えを少し変えるだけでも興味を持てるようになるかもしれません。今回紹介した内容を参考にして、楽しい恋愛ができるようになりましょう。